皆さんは日焼け止めをどのように選んでますか?
この時期、ドラッグストアに行けば何十種類もの日焼け止めが並んでいて、どれを選べばよいか迷いますよね。
私はベタつかないこと、白浮きしないことが条件で、1000円前後のサラッとした使い心地のものを選んでいました。
顔と手足にたっぷり使う派なので、一夏にクリームタイプを2本半は使い切ります。
そこへ、びっくりニュース!
日焼け止めの化学物質が皮膚から吸収され血液中に入り込んでいた!!!
米食品医薬品局(FDA)は臨床試験の結果として、市販の日焼け止めに配合される紫外線防御剤が、皮膚から体内に吸収されている!と言う論文を米国医師会雑誌に発表したというじゃないですか。
実験では市販の日焼け止めのスプレータイプ、クリームタイプ、ローションタイプを使用。
どのタイプでも体内吸収が確認されたが、スプレータイプとローションタイプは塗布をやめてもその後数日間血中濃度が上がり続け、クリームタイプは血中濃度の低下が早かったというのです。
しかも、その濃度はFDAの予測をはるかに超えた数値だったという衝撃的事実です。
一番恐ろしいのは、人体に対する影響は「分からない」ということ。
影響がない可能性もあり得ます。その一方で体内に蓄積され続けた結果、ホルモン値や生殖器系に異常を引き起こさないか?発がん性は?という現時点では分からないことが大きな問題なのです。
今のところ安全性と効果が確認されている成分は、「酸化亜鉛」と「二酸化チタン」のみだそうです。
これは紫外線散乱剤(ノンケミカル)の日焼け止めの主成分です。
美容皮膚科オススメの日焼け止め
今年の春、美容皮膚科で集中的にケミカルピーリングを受けていました。
ピーリング後の日焼けは大敵で、いつも以上に念入りに日焼け止めを塗る必要があります。
医師からは「必ず紫外線吸収剤の入ってない日焼け止めを使ってください」と指示を受けました。
いわゆる「ノンケミカル」を推奨されたのです。
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤(ノンケミカル)
日焼け止めには「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」を主成分とする2つのタイプがあります。
「紫外線吸収剤」は、吸収剤そのものが紫外線を吸収し、熱エネルギーなどに変化させて肌表面から放出させます。
肌の上で化学反応を起こして紫外線の影響を和らげるもので主成分は化学物質です。
「紫外線散乱剤(ノンケミカル)」の主成分は二酸化チタンや酸化亜鉛などの金属を粉体にしたもの。
紫外線を肌の表面で乱反射させて逃し肌の内部へ侵入するのを防ぎます。
安全性が確認されています。
大切なのは紫外線を防ぐこと
今回の衝撃ニュースで一番驚くのが「紫外線による皮膚がんや光老化のリスクと、体内に吸収された化学物質が後々及ぼすかもしれない影響を比べると、どちらが勝るのかまだ分からない」と言われていること。
紫外線が皮膚がんを引き起こすことは医学的に証明されていて、日焼け止めを塗ることでリスクを回避できる事は事実なのです。
春から美容皮膚科の推薦でノンケミカルを使用してきましたが、個人的にはこの先もずっとノンケミカルに決定です。
今回のニュースによって、来年の今頃は日焼け止め製品のラインナップも変わっていきそうですね。